換気扇掃除
2012.09.10 [ 5S活動 ]
脚立の先端に立つには勇気がいる きれいになったカバー、速くても手は抜いてない!
工場の換気扇を掃除した。
2ヶ月に1回、2人ペアで当番が回って来た。
天井に7つ、脚立の最先端に立っての作業。
2ヶ月分の油が付着している。
手の速さには自信があり、毎回40分で終わらせていた。
初めてF君と組んだ。
彼は入社3年目、旋盤士だ。
まだ、仕事は一人前とはいえない。
腰の持病も切ない時があるようだ。
午後のベルが鳴るや否や、脚立に積極的に駆け上った。
負けじと次の換気扇の脚立にたった。
F君は、工場の外で油まみれの換気扇のカバーを洗った。
今までのやり方と違ったが、F君のやり方に合わせた。
ペースに必死に付いていった。
何故か一言も打合せも会話もない。
最後のカバーを取付け終わった。
時計は25分しか経過していなかった。
過去5年で最速だった。
「お疲れさま」が唯一の会話だった。
F君は、旋盤でまだ発揮できないスピードを
換気扇掃除で挽回した。
今の自分に出来ることで貢献した。
5年目のF君が楽しみだ。