譲れること守ること
2014.03.06 [ 最近の出来事 ]
依頼を受けてからずっと抱えていた難題があった。
納期と品質の確保難。
電話、メールでの話合いでも埒があかず、
思い切って大阪のお客様の元へ。
『気持ちばかりですが、土産"そば饅頭"どうぞ。』
少しでも優位になれたらという魂胆も心の片隅にあっただろう。
直後本題に・・・
およそ2時間にわたった。
双方の要望が交差した。
『この公差は大切な意味がありまして・・・』
『納期は3月下旬には在庫が切れますので・・・』
『どうしても4月からの取掛りで、5月にまで納期を・・・』
『・・・・・・』
『試作してみて問題なけければ公差緩和しますよ。』
譲れること守らなければならないことがお互いにあった。
『いったんうちの現場に電話させてください。』
直後、
『そういうことなら納期面なんとかします。』
と現場スタッフM君。
『納期が重なる他社の加工品うちでも手伝いますよ。』
お客様から救いの提案だった。
そして・・・道が開けた想いが満ちてきた実感だった。
まさに、雪のごとく悩みが解けていった。